5月23日に癒し部@福岡という福岡のサロンを経営されている方々のグループにお招きいただいて、『インターネットをローカルビジネスに活用する』という内容でお話をさせていただきました。
ここ最近はTwitter,Facebookなどのソーシャルメディアネットワークサービスをビジネスに活用するというセミナーなどがたくさん開催されています。
もちろん私もそういうお話をさせていただく事は多いです。
個人、中小企業、中でも実店舗を構えて営業されている方とそうではない事業の企業などでは、インターネット活用の取り組み方は少し違ってくると考えています。
実営業店舗(全国多店舗展開をのぞく)、特に接客サービス業のオーナーがインターネットを活用する場合
真っ先に情報を届けたいのはご来店いただける範囲の方々になります。
極論、ワールドワイドに広く戦略を立てる必要性はかなり薄くなります。
専門の担当者、もしくはオーナーが常時実接客業務を行わずとも良い場合はターゲットを広く取る戦略設計で良いでしょう。
当然ですが、今注目のソーシャルメディア
今話題のFacebook、Twitterなどなどに関心が向いてしまいます。
たしかに取り組むべきだと思います、そしてとても可能性のあるサービスです。
そこで考え忘れてはならないのは、
インターネットサービスを上手に使って自分のビジネスに活用するで
ソーシャルメディアを趣味として楽しむではない。
という事です。
知り合いや新しい関係の繋がりの世界が広がって楽しい!!
だけど・・・ちょっとまてよ? なんて・・・
重要なのは実業務を含めた全体での戦略、戦術であって
インターネットの各サービスがどうだからこうだ、などという事柄はあまり大きな問題ではないと考えています。
順を追うと
- ご来店いただいたお客様に確実に満足いただく事
- ご来店をご検討中の方へ基本的な情報をご案内出来るツール
- 興味を持っていただける方を増やす事
1. これは当然普段からやられている事だと思います。が、ソーシャルサービスを利用する事で
ここに支障がでてしまうようでは困ります。
業務に支障の出るようなものは使わないという選択は必要だと考えます。
2. Twitter,Facebookでたくさんのフォローワーや友人(ページのファン)を集めている。
けれど、Webサイトがない。ということがあります。
ソーシャルメディアを使っているインターネットユーザは多くても現在全体の20%にも達していません。
残り80%の方に情報を伝える手段がないというのは、クチコミを起こしやすいツールだとしても、効果範囲が限定的になってしまいます。
国民すべてがインタネットを日常的に使っているとも言えませんが、 ストック性のあるWebページはかなり日常になじんだツールだと感じています。
そして最後が3. の広報という事になります。
どういうカタチで何を誰に何を使って伝えるか?
各メディアの特性やビジネスのスタイルなどを考えて取り組む事が大事だと思います。
ネットのコンサルティングも仕事としている立場の私が言うとよく不思議がられるのですが、実店舗のローカルビジネスで考えると、ネット活用の重要度、優先順位はさして高くはないと考えています。
やらないといけない!なんて考えは捨ててしまった方が良い。と考えています。
もちろん、効果を出していく方法はいくらでもあります。
一般汎用的なテクニックや考え方は、たくさんの書籍や有料のビジネスセミナーなどがありますのでそちらを参考にされると良いと思います。
そして、しっかりと成果の出せる戦略を設計してくれるコンサルタントやアドバイザーと巡り会うことも大きく成果に違いがあるように思います。